給与・労務
くるみん認定による助成金情報
2021/12/06
くるみん助成金ポータルサイトで申請方法などの情報が公開されました。
- 申請受付期間 令和3年12月1日(水)~令和4年2月15日(火)※締切日必着
- 予算の上限に達した場合、期間内でも受付を終了する可能性あり
●引用元サイト・資料〈くるみん助成金ポータルサイト〉
申請方法>助成要領・申請様式等
2021/08/30
内閣府より「中小企業子ども・子育て支援環境整備事業」のリーフレット(事前のお知らせ)が公開されています。令和3年10月1日施行で、くるみん認定・プラチナくるみん認定を受けた中小企業事業主に助成金が支給される予定です。
子育てサポート企業であることをアピールできる認定制度のため、保育園・こども園をはじめとする社会福祉施設を運営されている事業所様はこれを機会に積極的に認定を受けたいところです。
事前の準備のため、助成額や要件、くるみん認定までの大まかな流れなどをまとめました。
なお、くるみん認定・プラチナくるみん認定の詳細については以下をご参照ください。
●引用元サイト・資料〈内閣府〉
中小企業子ども・子育て支援環境整備事業
リーフレット(事前のお知らせ)
一般事業主行動計画を策定し、くるみん認定・プラチナくるみん認定を目指しましょう!!!
1.助成額
「くるみん」と「プラチナくるみん」では一回の助成額は一緒ですが、回数が異なってきます。もともと「くるみん認定」は複数回受けることが可能ですが、「プラチナくるみん認定」は一度しか受けることができません。
- くるみん認定:1回の認定につき、1回の助成(50万円/企業)
- プラチナくるみん認定:認定を受けた翌年度から令和8年度まで毎年度、助成(50万円/企業)
2.実施期間
- 令和3年10月から令和9年3月末まで
3.対象事業者(案)
各認定を受けている以外に2つの共通要件が追加されています。合計3つを満たしているかの審査を経て助成が決定されます。
認定要件
くるみん認定
- 年度または当年度(助成申請期間まで)において、くるみん認定を受けたこと
プラチナくるみん認定
- 前年度の3月31日時点において、プラチナくるみん認定を受けていること
その他の共通要件
- 子ども・子育て支援法に規定する
一般事業主(=事業主拠出金を納付している事業主)であること - 世代支援対策推進法に規定する
中小企業事業主(=常時雇用する労働者数300人以下の事業主)であること
助成要件を満たしている中小企業事業主が、助成を受ける年度において「中小企業子ども・子育て支援環境整備事業」を実施する場合に、その実施に要する経費を対象に助成金が支給されます。 該当する事業の詳細については以下の資料のP2に記載されています。
●引用元サイト・資料
4.認定までの大まかな流れ
大きくとらえると以下のような流れになっています。簡単に記載していますがそれぞれ詳細な要件があります。「プラチナくるみん認定」には「くるみん認定」を取得している必要があるので、まずは「くるみん認定」への取り組みからということになります。
●引用元サイト・資料
認定に必要な「行動計画」とは
令和7年度まで有効とされる「次世代育成支援対策推進法」では、企業が労働者の仕事と子育てに関する「一般事業主行動計画」を策定することとなっており、常時雇用する労働者が101人以上の企業は、この行動計画を策定し、その旨を都道府県労働局に届け出ることが義務とされています(100人以下の企業は努力義務)。
ここに定めた行動計画を達成したなどの一定の基準を満たし申請することにより、厚生労働大臣の認定のくるみん認定、さらに高い基準を満たすとプラチナくるみん認定を受けることができます。認定を受けるには従業員や一般への周知等も必要で、認定後も継続的な取り組みが必要です。
次世代育成支援対策法に基づく行動計画については、Webサイトで他社の閲覧が可能ですので参考になさってください。
●引用元サイト・資料
認定のメリット
認定を受けると認定マークを表示して子育てサポート企業であることをPRできます。若い保育士希望者に対してアナウンスできる以外にも、ベテラン保育士の再雇用時の子育て不安解消、出産に伴う離職の低減などに役立つ取り組みが加速すると言えるでしょう。
以上、くるみん認定による助成金情報についてのまとめでした。